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REPORT

日本初、勝率を高める提案メソッド普及で、世界との競争力を高める。 WASEDA NEO講師 式町久美子さん

プロポーザルマネジメント®を、日本企業に届ける

プロポーザルマネジメント®とは、提案活動全体をマネジメントし、提案の勝率を高めていくための方法論です。私は、このスキルのグローバル認定資格を日本で唯一取得しています。欧米は各自に対して与えられる職務の役割分担が明確になっているのに比べ、日本では責任が曖昧な部分が多いためマネジメントがしにくいのですが、すぐに使える体系化された方法論を「まずは使ってもらいたい」という気持ちと、WASEDA NEOが朝活で目指していた方向性が合致し、朝活講座を担当しました。WASEDA NEOで講座を持たせていただく以外でも、日本に広めるための活動として、非営利で会員に向けた勉強会の実施、法人向けの研修実施など、定着の支援を行っています。

モノが飽和するなかで、「いま必要なスキル」

今までは、良い品質のものを作れば売れる、という考えを多くの企業が持っていました。しかし、モノが飽和してきて、他の会社との差別化をしなければならない状況になった今でも、モノ売りから抜けきれない企業が散見されます。WASEDA NEOで実施している講座の受講者からも、「気合と根性の営業から脱却したい」「御用聞き営業の自社に体型的提案メソッドを定着させたい」声が多く聞かれました。クライアントの要求が複雑になってくると、今まで一人で売れていた状況が一変して、人を巻き込み、時には他の組織と協力し合うということで良い提案につなげることが必要になります。しかし、そういった場合に、日本には共通のルールがなく、個人のやり方でやりやすいように進めてしまっています。これでは仕事の手戻りが多く、誰も方針を決められず、チームが路頭に迷い、最後は気合いと根性でなんとかする…という具合になってしまいます。受注したらしたで、全然回らないという悪循環です。そのため、プロポーザルマネジメント®を学ぶことで組織に基本的なルールを作り、最適な提案活動を継続的に行える体制を整える必要があるのです。

講師として、利用者として、 刺激的な場

講師としてお声掛けをいただいた際に説明をうけた、多様性を混ぜ合わせて新しい価値を作り出していく「Blendipity(*)」というWASEDA NEOのコンセプトに深く共感しました。まさに自分がプロポーザルマネジメント®をつかって具現化し、実現したいことそのものでした。

今回は朝の7時20分から始まる朝活での講義でしたので、どれくらいの方に集まっていただけるのか不安でしたが、たくさんの方にお集まり頂き、様々な人との出会いでプログラム自体もどんどんと進化しています。受講者は、営業の方や人材開発の方、また管理職の方など様々で、普通では交わらない人と共通の講座で話し合う機会ができ、講師をしている私にとっても新しい考え方や発見に繋がり刺激的な時間となっています。

また、WASEDA NEOのラウンジの会員としても利用させていただいており現在は主に仕事をする場として活用させて頂いていますが、今後は他のラウンジ会員との交流を活発にし、Blendipityを起こしていけるようにしていきたいと思っています。

(*)Blendipity(Blending + Serendipity):技術・人・社会制度といった様々な“波”が出会い、交じりあって(Blending)意図せず大きな“波”を巻き起こす(Serendipity)ことを目指す意の造語。「共創の場」であるWASEDA NEOを自律的、創造的に運営するための基本コンセプト。

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